乳がん体験記⑧乳がん治療にかかった金額や保険、制度について

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乳がん治療にかかった金額

2021年3月から2022年10月までの経過

O病院 2021年03月    検査
I病院  2021年04~06月 抗がん剤投与
            (ドキソルビシン+シクロホスファミド)4回
    2021年06~08月 分子標的薬投与
            (ハーセプチン+パージェスタ)+ドセタキセル4回
    2021年10月   右乳房全摘出手術
    2022年01~10月 分子標的薬投与
            (ハーセプチンとパージェスタ)12回
K病院 2022年01月  検査

以上の検査・治療を受け、かかった金額はトータルで 1,048,910円 でした。

薬局での金額、保険関係の書類作成代なども含みます。

傷病手当金

病気やけがで仕事ができなくなったとき、条件に当てはまれば、会社の健康保険組合から支給されます。詳しくは、ご自分の職場の健康保険組合のほうに聞いてみるといいと思います。

私は手術で3週間仕事を休んだので、健康保険組合のページから申請書をプリントアウトして、病院に記入してもらい、会社に提出しました。

高額療養費制度

高額な医療費がかかるときは、申請をすれば、窓口での支払いが自己負担限度額までの金額になるということで、入院するときに看護師さんから教えてもらいました。

会社の健康保険組合に申請して「限度額適用認定証」を発行してもらいました。

自己負担限度額は年齢や所得によって変わります。

検索したら厚生労働省の「高額療養費を利用される皆様へ」というページに詳しく書いてありました。

会社の健康保険組合からは3か月後に高額療養費などとして給付金がお給料と一緒に振り込まれました。

健康保険組合からの振込額の合計は傷病手当金を含め 618,131円 でした。

がん保険

私は30年まえくらいから、がん保険に入っていました。付き合いで契約したんですけど、毎月1,300円でした。

入ったときからずっとその契約のままだったので、保険会社からは、契約を見直しませんかという書類がよく来ていましたが、そのままにしていました。

結果的に、がん保険を利用することになり助かったな。保険会社に申請書を送ってもらい、病院に記入依頼し、保険会社に送ったらわりとすぐに振り込まれました。

私が入っていたがん保険の種類では診断給付金として100万円、その他に入院給付金を合わせて 1,135,000円 でした。

差し引き

704,221円 のプラスでした。

まとめ

リベ大の両学長によると、高額療養費などの制度があるし、がん保険には入らなくていいということでしたが、私にとっては入っててよかった。

学長はYouTubeで「がん保険に入ったからってがんが治るわけじゃないんですよ」って何度も言っていたんですけど、そんなことを思ってがん保険に入る人なんていないと思う。

みんな どれくらい治療費がかかるかわからないから保険に入るんだと思うんですよね。

がんになったからといってその保険内容に該当しないこともありますから、よく検討したほうがいいとは思います。

それにしても、健康保険もそうだし、高額療養費や傷病手当金などの制度は本当にありがたいなあと思いました。

みんなが払っている保険料のおかげです。

今は経過観察中ですが、再発・転移しないか不安を抱えています。がん保険で残った金額はそういう意味で心強いです。

これからは、いろいろなことに感謝して生きていきたいと思っています。

つづく。

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