普段は電子書籍を読みますが、紙の本もいいですね

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NHKの『趣味どきっ!』という番組の中で『読書の森へ 本の道しるべ』というテーマの放送を観ました。

各界の読書家たちによる本の道しるべ。無限と言ってもいいほどある本の中からどんな本を読んできたのか。本を読むってどういうことなのか。

私自身は小さいころからあまり本は読んできませんでした。高校生ぐらいから少しは読み始めましたけど『戦争と平和』とか『誰がために鐘は鳴る』とか映画を観たものを本で読んでみたりとかそんな感じが多かったかも。『ダイ・ハード』や『フィールド・オブ・ドリームス』なんかもそう。読んできた本の数はたいしたことないですね。

40代過ぎてからは実用本がほとんど。50代後半に自分で乳がんに気が付いてからはほとんどがんについての本。

そんななか観たこの『読書の森 本の道しるべ』という番組。出てきた各界の読書家たちの本棚は天井までぎっしり。みんな幼いころから本を読んできていて、ほんとに楽しそうに読んできた本たちを紹介してくれる。なんかいいなぁって思いました。

作家の角田光代さんは、なぜたくさん本を読むのかという質問に対して、「ここではないところに行けた喜び。例えば、旅行楽しかった!というぐらいの面白がり方でいいのではないか」と答えていました。なるほど。

「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさんの場合、ヤマザキマリさん自身も興味深かったな。ものの見方が面白いというか。小さいころから虫が好きで「虫って意思の疎通ができないので、価値観の共有ができないと一緒にいられないという概念から逸脱する。だから昆虫が一緒にいると、別に苦手な人が近くにいても、ああそんなものかなと思うし、あまり動じなくなる」という達観した感じが好きかも。

ヤマザキマリさんがいうには「脳には、活字でないとトレーニングされない筋肉がある。活字で精神力の筋力を鍛える。本をたくさん読んでいれば些末なことで悩まなくなってくる」と。なんだか私もその筋肉をトレーニングしたくなりました。

元フィギュアスケート選手の町田樹さんにとって本は精神安定剤、紙の本をページをめくる行為自体に安らぎがあったと。スケートの解説などでも独特の表現をする町田さん。やはり本が好きで、たくさん本を読んできていたんですね。

フランス文学者の鹿島茂さんの本の読み方はすごい! 片っ端から読むという読み方。中学生の時から本格的に読み始め、まずは日本文学全集を、高校生の時は世界文学全集をと、とにかく読みまくる。退屈も一つの楽しみのうちという。とにかく最後まで読む。読んでみないとわからない。あとあとになってリターンが結構あると。

私は学生のとき、『吾輩は猫である』を最後まで読み切れなかったんですよね。なんか退屈で。これも最後まで読めばなにか面白さがわかったのかな。いつか読んでみようかな。

私はいまはほとんど電子書籍を利用して読書しています。それも実用本ばかり。でも、この番組を見て、小説やエッセーも読みたくなりました。買って読むのは大変なので、図書館に行こうかと思います。

最近、自分が持っている電子書籍の本を読みかえしていたけど、この番組で紹介された本を読んでみたくなったし、角田光代さんやヤマザキマリさんの本も読んでみたい。図書館でそれらの本を探すのもなんだか楽しそう♪ ちょっとワクワクしてきました♪

ではまた。

読書の森へ 本の道しるべ (1)角田光代 - 趣味どきっ!
たくさん入り口があって、だれでも自由に入れる「読書の森」。各界の本好きが自身の本棚をたっぷり紹介し、道しるべとなって本の魅力を語りつくす。1回目は角田光代さん。小学校時代、作家になりたいと意識したころにハマった、怖い物語。大学時代にむさぼる...
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